東海愛知新聞バックナンバー

 4月21日【火】

まちゼミの会が優秀賞

商店街の活性化に寄与
全国信用金庫協会
岡崎市

「得する街のゼミナール」に参加している商店主で組織する「岡崎まちゼミの会」(代表世話人・松井洋一郎みどりや専務取締役)が、社団法人全国信用金庫協会主催の「商店街ルネッサンス・コンテスト」で優秀賞を受賞。岡崎信用金庫本店で20日、伝達式があった。「まちゼミ」は商店主らが講師になり、市民が楽しみながらプロの技を学ぶもので、商店街の活性化にもつながっていることが評価された。

「まちゼミ」は、岡崎商工会議所の女性職員が商店街を訪れた際、それぞれの商店主が持っている専門知識を生かそうと、平成14年から始まった。

11回目の昨年夏には58種類146講座が開かれ、延べ657人が受講。小売店だけでなく美容、飲食、金融・保険、旅行など、多彩な講師陣が分かりやすくプロのコツを紹介。親子での参加もあり、商店街に人を呼び込むイベントになっている。

受講者へのアンケートでは、ほぼ全員が「満足」と回答し、昨年秋には「岩津ゼミ」も開講。安城、大府、半田市などでも同様のイベントが開かれるようになった。

岡崎まちゼミの会は昨年4月に発足。市と岡崎商工会議所、中心街の商店街組織・未来城下町連合が運営する街情報ステーションと共催でまちゼミを開いている。現在の会員は56店舗。

岡崎信金の大林市郎理事長、渡辺正和専務理事から表彰盾と副賞10万円を受けた代表世話人の松井さんは、「もっと仲間を増やし、商店街を楽しんでもらえるイベントにしていきたい」と張り切っている。

このコンテストは信用金庫業界が、全国の商店街を応援するキャンペーンの一環として初めて開催。全国から255件の応募があり、最優秀に2件、優秀に11件、特別賞に7件が決まった。


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