東海愛知新聞バックナンバー

 3月7日【土】

ビデオ作品最優秀賞

パナソニック主催
日本代表で世界コンテストへ
岡崎市井田小

岡崎市井田小学校の6年生5人と指導に当たった内田雅之教諭(37)のビデオ作品が、パナソニック主催のビデオコンテスト「KWN(キッズ・ウィットネス・ニュース)」で日本一の最優秀作品賞と、部門賞の音響賞をダブル受賞した。作品は今年7月に予定されているKWNの世界コンテスト「KWNグローバルコンテスト2009」の1次審査に日本代表作品としてエントリーされる。

作品のタイトルは「『千人塚』からのメッセージ―未来に生きる私たちへ」。応仁元(1467)年、学区内で繰り広げられた井田野之合戦による戦死者を弔うために建立された慰霊碑「千人塚」に焦点を当て、現在も世界中で起きている戦争に対して平和を訴えるメッセージを込めた。上映時間は5分。

同校は昨年と一昨年も出品しているが、結果はいずれもベスト8。今回は昨年の作品を制作した旧5年5組の中から制作の中心となった石黒太一君、出村柊太君、外立理帆さん、布野彩香さん、山口奈留美さんの5人でチームを編成し、昨年8月から今年1月中旬にかけて制作した。

「千人塚」テーマに

児童らと内田教諭は6日、同市福祉会館で江村力教育長に受賞を報告。全国の小中学校127校の作品から日本一に選ばれた喜びを語った。

出村君は「撮影手法やナレーションがうまかった中学校などの作品もある中での日本一は、すごくうれしかった。昨年、受賞を逃した悔しい気持ちをばねに取り組みました。自分が出演して、その場面にあった動きをしたことが心に残りました」と振り返った。


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