東海愛知新聞バックナンバー

 2月26日【木】

法曹3者で模擬裁判

本番前に市民ら傍聴
名地裁岡崎支部

5月21日にスタートする裁判員制度を控え、名古屋地裁岡崎支部で25日、法曹3者による模擬裁判が始まった。同支部での模擬裁判は4回目。選任手続、審理、評議、判決をすべて行うのは昨年11月以来で、本番前としてはこれが最後。豊橋の検察、弁護士が初めて参加、関係者や市民ら約40人が傍聴した。

この日午前は裁判員を選ぶ選任手続(非公開)。裁判所が40人に通知したところ、32人が応じた。この中から裁判員6人と補助裁判員2人を選んだ。午後は、制度開始後に実際に裁判が行われる302号法廷で審理が行われた。

豊橋市内のビルに住んでいた男(被告人)が所有者から立ち退きを求められたことに腹を立て、ビルを燃やそうと自分の部屋に火をつけ、約0.58平方メートルを燃やした現住建造物等放火事件を想定。被告人が放火の事実を認めているため、争点は量刑に絞られている。検察側は実刑を、弁護側は執行猶予付きの酌量減刑を主張。冒頭陳述では、検察側と弁護側がパワーポイントを使ったディスプレイで、それぞれの主張を説明した。証拠書類の取り調べ、被告人質問なども行われた。

26日は論告求刑と被告人の最終陳述、裁判官と裁判員が有罪か無罪かを議論する評議などが行われ、27日の午後に判決が下される。

国民が裁判員として参加するのは、殺人、強盗致死傷、危険運転致死、身代金目的誘拐事件などの刑事事件。同支部では、主に三河地区で起きた該当事件を扱う。昨年11月末に通知書が届いた今年の裁判員候補者は、岡崎市で894人、東・西三河合わせて5,600人となっている。


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