東海愛知新聞バックナンバー

 1月27日【火】

刑法犯罪 西三河で唯一減少

ラミネート板 侵入盗抑止?
昨年の岡崎署管内

岡崎署管内(岡崎市、幸田町)の昨年1年間の刑法犯認知件数が、西三河7署内で唯一減少した。中でも侵入盗の減少が顕著で、玄関先などに取り付けられた防犯用のラミネート板が役立ったとみられる。

同署管内の昨年の刑法犯認知件数は、6,208件で前年比287件減(4.4%減)。減少数は県内で4番目だった。

県内全体では平成16年から犯罪数が減少傾向にあったが、昨年は一転して前年比759件増(0.5%増)の14万4,707件。岡崎署を除く西三河6署(豊田、安城、刈谷、西尾、碧南、足助)が増加した。

岡崎署では昨年、犯罪件数が多かった岡崎、羽根、広幡、矢作南の4学区を重点地区に選び、犯罪抑止のため各学区に1,000枚ずつ「不審者(車)は、すぐに岡崎警察署に通報します」と印刷されたラミネート板を配布、各家庭で玄関先や門に取り付けた。4学区の侵入盗は134件から約4割減の79件に、同署全体でも801件から約2割減の637件になり、一定の抑止効果があったとみられる。

今年は小豆坂学区など重点

今年は、昨年の犯罪数が前年比48.3%増(56件増)と急増した小豆坂学区と羽根、広幡両学区を合わせた3学区に重点を置き、侵入盗とともに自転車盗、車上狙いなどの抑止にも力を注ぐ。

同署は、急激な景気後退による犯罪増加を危惧(きぐ)し、より一層の防犯態勢を強化したいとしている。

ラミネート板はA4サイズで100円、A3サイズで300円で購入できる。問い合わせは同署生活安全課(58―0110)へ。


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