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東海愛知新聞

“異国の丘”

シベリア抑留体験を継承
1日から岡崎市竜美丘会館

 第二次世界大戦後のシベリア抑留体験を伝える「シベリア抑留関係展示会」が8月1日から5日まで、岡崎市東明大寺町の市竜美丘会館大ホールで開かれる。独立行政法人平和祈念事業特別基金と財団法人全国強制抑留者協会が全国各地で開催。愛知県では一宮市、田原市でも開催される。
 展示されるのは収容所の模型、極寒の原生林での伐採の様子や収容所内の過酷な生活などを描いた絵画と写真のほか、手製の将棋の駒、スプーン、はしなど貴重な資料ばかり。
 愛知県展示委員会実行委員長の岡田康孝さん(87)=岡崎市竜美北=も昭和20(1945)年8月から24年8月までシベリアのイルクーツクとハバロフスクの収容所で抑留生活を送った。
 岡田さんは「あのときの体験が今日の自分をつくってくれたと思います。零下60度の寒さの中で、小さな黒パンを与えられるだけで屋外の労働を強制されるなど、厳しい抑留体験でした。そのなかで私は生命の尊厳、他との共生、ものを大切にすること、元気で働ける喜びを学びました」と話し、「豊かな時代を満喫している小中学生のみなさんにぜひ見ていただきたい」と呼びかけている。
 5日の午後1時から「抑留体験の苦労を語り継ぐ集い」が開かれ、体験談が聞ける。


シベリア抑留

 第二次世界大戦で日本が無条件降伏し、主に中国北東部に動員された日本軍兵士が、旧ソ連軍の捕虜となり、約2000カ所の強制収容所に分散抑留され、長期間労働を強制された。ソ連はその数約55万人と発表している。寒さと食料不足で約6万人が死んだといわれる。

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