エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

持続的な街づくり念頭に

岡崎市康生地区
柴田市長に説明
地元の協議会が基本構想

 商業者、市民、大型店などで組織する「岡崎城下まち都心再生協議会」(佐谷智代表、会員380人)が、岡崎市の補助金を受けて、建設予定の(仮称)図書館交流プラザ(愛称・Libra)やプロムナードの活用などを盛り込んだ康生地区の街づくり構想「都心再生基本構想」を2年がかりでまとめた。佐谷さん(51)らは9日、市役所を訪れ、柴田紘一市長に計画書を手渡し、構想の中身を説明した。柴田市長は「行政とみなさんが力を合わせれば楽しい街づくりになると思う」と述べた。
 協議会は「人と文化と歴史が結び合う城下町」をコンセプトに、平成16年の8月に設立。康生地区を、Libraとプロムナードが整備される「モダンカルチャー」、老舗商店と若者向けの商店が混在する「サブカルチャー」、岡崎城など歴史を中心とした「クラシックカルチャー」の3区域に分け、持続的な街づくりを念頭に取り組んできた。
 構想づくりにあたっては、協議会の実行部隊「DRT(ドゥ・レボリューション・チーム)」が企画や聞き取り調査を担当。133回にわたって地元住民や商店と対話を重ねた。
 構想がまとまり、佐谷さんは「売り上げと活性化は違う」と感じたという。協議会事務局長の白井宏幸さん(48)は「活性化のためには中心街の商店も市との歩み寄りが必要」と主張し、「商圏に合った商売と、そこに付随する楽しさや感動があれば活性化は可能」と話している。

ページ最初へ