エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

外来種「ワニガメ」捕獲

ペット?西三河で初めて
岡崎市戸崎町の中池

 岡崎市戸崎町の中池で、体長50センチ、重さ4キロを超えるワニガメが釣り上げられた。隣の池では昨年10月にもワニガメが目撃されていた。
 今月2日午前9時ごろ、池の近くに住んでいる谷口太三さん(63)が釣りをしていたところ、見かけないカメが釣れた。知らせを受けた市保健所の職員と愛知学泉大学で動物生態学を教える矢部隆教授が駆けつけ、ワニガメと確認した。
 矢部教授によると、このワニガメは推定4、5歳前後で性別は不明。基本的に魚などを待ち伏せて捕食するが、近づくものにはかみ付く習性もあり、「もし子どもなどがうかつに池の中に入っていたら非常に危なかった。顎あごの力は大人の指を食いちぎるほど」という。
 ワニガメは北米原産とされる外来種。中には重さ100キロに育つのもいるという。過去に東三河では2匹見つかっており、西三河では初めて。平成12年ごろまではペットショップで売られていたが、現在は動物愛護管理法で飼育が規制され、市町村の許可を取らないと飼育できない。
 矢部教授は「ワニガメの自然繁殖は知られていないことから、ペットとして飼われていたワニガメが池に捨てられた可能性が高い」と話している。捕獲されたワニガメは矢部教授が許可を取った上で引き取り、大学で研究するという。

ページ最初へ