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東海愛知新聞

「今の時代」個性的に

県芸大卒業生が展示会
岡崎

 岡崎市明大寺町、ギャラリー葵丘で3日、県立芸術大学美術学部を卒業したばかりの5人の作品発表会が始まった。「今の時代」を、それぞれの感性で表現したユニークな作品ばかり。題して「ある人のいいぶん」。8日まで。
 出品しているのは、久保田玲奈さん、須釜陽一さん、丸山光哉さん、内藤祐子さん、青木一将さん。久保田さんの呼びかけで、彫刻、デザイン、油画を専攻する仲間が集まった。昨年秋に会場を下見したうえ、「今の時代を表現したもの」をテーマに作品を考えた。
 青木さんの作品「MEDE IN JAPAN」は、中に人形の入った段ボールを積み上げた。人形も段ボールも手作り。「現代は機械やコンピューターでいくつも複製ができる時代。あえてハンドメードで1つずつ作ることをアピールしました」という。
 プロの写真家をめざす内藤さんは、沖縄で撮った白黒写真約10点を出品。「沖縄で撮っていると自分を表現できる」と、海の香りや風を感じさせる写真を展示した。
 このほか、漆と衣服の取り合わせや、会場の雰囲気に合わせて香りを発散させるという作品。体長約30センチの牛の造形作品約30体が1列になって並び、最初は黒、途中の扉を過ぎると白い牛に変わり、最後は牛乳を飲んでいるというものもある。
 5人は岡崎で展示会を開くのは初めて。「葵丘という会場で何ができるか、と考えて企画しました」と話し、「明るい街ですね。桜が満開でとてもきれい」と印象を語っていた。

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