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東海愛知新聞

通学路はワラビの宝庫

根っこを残して採りましょう
36キロ陣屋で販売    岡崎市奥殿小

岡崎市奥殿小学校の全校児童120人が26日、登校時間を利用して恒例の「わらび狩り」を行った。
 同校のわらび狩りは昭和40(1965)年ごろ、豊かな自然の恵みを知り、学区の現状に関心を持つようにと始まった。今年は冬の寒さが厳しかったため、例年より採る時期を1週間ほど遅らせた。
 この日、日影地区では午前8時から同地区と赤峰、渡通津(わつづ)、上奥殿地区の児童10人が長靴姿で集まり、6年生から「わらびは根っこを残して採りましょう」「みんなと離れて勝手に行動しないでください」など注意事項を聞いたあと、急斜面に顔を出している40センチ前後のわらびを次々に摘んだ。
 この日のために、所有する山の手入れをした日影町の杉浦好信さんは「最盛期は過ぎているが、いつもの年と同じぐらい出ている。みんなでたくさん採ってほしい」と子どもたちに話した。
 今年は学区内の8地区で、合わせて36キロの収穫があった。集めたわらびは、5、6年生が長さをそろえて15、6本を一束にし、午後2時ごろから奥殿陣屋前で販売した。売上金は児童会で話し合って有効に使うことにしている。

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