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東海愛知新聞

“思い出”をカプセルに

最後の卒業生が埋める   幸田高校生活情報科

県立幸田高校の生活情報科が今年度で廃止になり、14日、閉科式が開かれた。これに合わせ、最後の卒業生になる3年生36人が「未来の“私”に思い出を残そう」と校庭にタイムカプセルを埋めた。
 幸田高校は昭和47(1972)年4月に開校。前身は蒲郡高校幸田分校だった。普通科と家政科が設置され、このうち家政科は平成7年度に現在の名称に変更された。
 今年度の36人を含め、この64年間の卒業生は女子のみの2,373人になる。
 生活情報科の生徒たちは、昨年末から「何か記念になる行事を」と検討。「12年後、30歳になったらみんなで集まるきっかけに」とタイムカプセルを企画。寄せ書きや「30歳の私」あてに文章をしたため、授業で使った布などと一緒にカプセルに収めた。
 閉科式のあと、生活情報科のシンボルになっている校舎南の針供養碑脇にクラス全員が集まり、高さ約40センチ、直径約15センチのステンレス製のタイムカプセルを埋めた。
 室長の大成幸さん(18)は「仲のよいクラスで、この3年間は思い出がいっぱいです」と振り返り、「私自身も12年後の“私”に、『結婚していますか。独身だったら頑張ってください』と書きました」と話した。
 ほかの生徒も「みんなで寄せ書きもして埋めたので、12年後に集まって掘り出すのが楽しみです」と話していた。
 3月1日に卒業式があり、18年度から同校は普通科(1学年7クラス)のみになる。

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