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東海愛知新聞

岡崎の市民音楽祭

「あの感動をもう一度」

音楽で“浄瑠璃姫”公演 1月29日、市民会館で

岡崎市の市民音楽祭「ガラコンサート〜浄瑠璃姫の物語」公演に向けたコーラスとオーケストラの音合わせが11日、同市北部地域交流センターで開かれた。平成15年3月に開かれた「異聞・十二段草紙〜浄瑠璃姫の物語」の音楽だけを取り上げるコンサート。文楽人形も“特別出演”し、あの感動をもう1度―と出演者、スタッフは張り切っている。公演は1月29日午後2時30分から岡崎市民会館で開かれる。
 市民音楽祭は、市民参加型舞台の創造を目的に毎年開催され、今回が27回目。
 15年の「浄瑠璃姫の物語」は、4年をかけて準備した。ゆかりの伝説にオリジナルの脚本、音楽で2回公演され、話題になった。「せっかくの舞台をもう一度見たい」という声があり、当時の出演者やスタッフが協議した結果、音楽だけで舞台を構成することにした。
 義経役にテノールの山田正丈さん、兼高長者役にバリトンの滝沢博さんを迎え、長者の妻役の諸田孝子さん、侍女セン役の鈴木和美さんは当時と同じ。子どもたちの合唱部分はオーケストラの演奏に編曲。初めての人にも分かるように、ナレーションでストーリーを紹介する。
 管弦楽は岡崎フィルハーモニー管弦楽団、合唱は岡崎混声合唱団と岡崎音楽家協会合唱団。当時の出演者も合唱に加わる。演奏のほか、文楽協会が文楽人形を持参し、舞台の上で人形遣いが演じる。
 先月20日から練習が始まっており、この日は合唱とオーケストラの約70人と指揮者の野村富昭さんが参加して音合わせが行われ、演出家の浅井克彦さんも立ち会った。
 指揮をする野村さんは「練習は順調に進んでいます。当日は文楽人形、オーケストラ、歌のコラボレーションがどんな感じになるのか楽しみ。みなさんに純粋に音楽を楽しんでもらえると思います」と話している。
 また演出の浅井さんは「前回の公演より、音楽のクオリティーが熟成されています。今までとは異なった雰囲気の中で、浄瑠璃姫の物語を分かってもらえると思うので、ぜひ鑑賞してください」と呼びかけている。入場料は1,500円(当日2,000円)、中学生以下800円(1,000円)。チケットは市民会館、市役所文化国際課、市シビックセンター、クレオ富士プレイガイド、ツルタ楽器、チケットぴあで発売している。

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