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東海愛知新聞

県内から多数の応募第1回審査会

「明日の風文芸賞岡崎」

障害者と健常者がともに生き生きと暮らせる社会をめざして創設された「明日あしたの風文芸賞岡崎」の第1回審査会が21日、同市竜美丘会館で開かれた。
 昨年3月、進行性筋ジストロフィーの少年が民間初の自立ホームを開所するまでを描いたノンフィクションアニメ「明日の風」が市内で上映され、上映会を企画した栗木宏美さんらが中心になって同文芸賞実行委員会を組織した。
 県内在住、在勤者を対象に、俳句、短歌、詩、エッセーを募集。俳句と短歌に約百人から約300点、詩とエッセーに約50人から応募があった。
 自らも小児マヒで障害を持つ栗木さんは「予想以上に大勢の人から応募があり、とてもうれしい」と感激している。
 第1回審査会で短歌を担当している斎藤すみ子さんは「こんなにたくさんの作品が集まるとは思っていなかったので驚いています。岡崎以外からも多くの応募があり、実行委員会の努力のたまものだと思います」。また、詩の永谷悠紀子さんは「立ち上げのときはどうなるかと心配しましたが、たくさんの作品が集まり、未来に明るさを覚えました」とそれぞれ感想を話していた。
 栗木さんは「第1段階のハードルは越えましたが、これからが大変。審査の人たちにボランティアで協力いただいているので、感謝しています。少しでも『明日の風』を感じることができれば」と審査員にお礼を述べた。
 審査会は当初、3回の予定だったが、この日の会で「2回目の審査で入賞を決めては」といった意見が出た。

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