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東海愛知新聞

「ささゆり額田。」

今年の夏はチョー多忙

合併後もチーム名は残す
「どまつり」などに参加

額田町のよさこいチーム「ささゆり額田。」(久志本里美代表)のメンバーらが、各地での“出演ラッシュ”が続く多忙な時期の中、踊りの練習に汗を流している。岡崎市との合併を来年1月に控え、チーム名は残るものの同町の団体として活動できるのは今年が最後。しかし久志本代表(41)は「合併に関係なく、踊り続ける」と力を込め、「『額田町』の名前が消える代わりに、踊りを通 じて町が存在した証明を後世に残していく役目ができた」と、新たな使命に燃えている。
 合併が決まったあと、「額田町がある間に名古屋市の『にっぽんどまつり』に出たい」と願い、正式にチームを発足。その後、念願の初参加を果 たした。活動2年目の現在のメンバーは、同町と岡崎市の6歳から60歳代までの男女70人。
 踊りも約1年半の間に新曲が増えた。同町に伝わる民謡はそれぞれ曲調などが違う「額田音頭」「ぬ かた音頭」「額田小唄」の3曲。これらをベースに久志本代表のナレーションやメンバーの歌声を吹き込んで作った「額田コニシャン」は、よさこいならではの鳴子を駆使し、メンバーの世代ごとに見せ場を設けたユニークな1曲だ。
 昨年に比べ「今年ははるかに忙しい」と久志本代表。今夏だけでも今月5日の岡崎観光夏まつり、翌6日の安城七夕まつり、10日の愛知万博「下山(豊田市)、作手、額田町の日」のイベントと続いた。
 さらに、13日から27日まで、同町宮崎地区と豊富地区の盆踊り大会、2度目のどまつり参加。10月までスケジュールが詰まっているといい、11月27日に同町である合併記念式典が合併前最後の舞台となる。
 豊富小学校で毎週末の夜、練習に励むメンバーらは一見、特に合併を意識していない様子。だが、「『地区ごとの盆踊りは最後かも』と不安がる声もあったり、反応はいろいろかな」(久志本代表)。
 岡崎市岡町の高校3年生、鳴海ほのかさん(17)は合併歓迎ムード。「額田はいい人ばかり。町の名前がなくなるのはさみしいけど、歓迎の気持ちでいっぱい。一緒に踊りを楽しみたい」と明るい。
 対照的に岡崎市本宿町在住で、15年前まで同町豊富地区に住んでいたという主婦、平松はやみさん(55)は「町民だったころの思い入れが強いから正直、吸収合併で町名が消えてしまうのはまだ抵抗がある。せめてこのチームで町の良さを語り継いでいけたら」と、戸惑いを隠し切れない。
 同町で生まれ育った久志本代表は「あくまで額田のチームとして合併後も踊り続けるのみ。町がある間にチームが作れてよかった。めざせ、十周年!」と情熱を燃やす。メンバーは合併後も「ぬ かた」の文字が入ったそろいのTシャツを着続けることを心に決めている。

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