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東海愛知新聞

おかざき匠の会が「きりえ・桜屏風」制作

万博パビリオンに展示

愛・地球博の「地球市民村」(長久手会場)に出展する「おかざき匠の会」の会員らが24日夜、岡崎市竜美南の岡崎商工会議所で開いた1月例会で、万博の共同制作展示物「きりえ・桜屏びょう風ぶ」に取り組んだ。
 40人が参加。匠の会会員のきりえ作家、坂部信子さんが、事前に用意したサンプルのきりえで図柄を説明した。
 安藤広重の浮世絵風景版画、東海道五十三次の「岡崎」を基にした。満開の桜の下、矢作橋を渡って城下に入る朝鮮通信使の一行を、徳川家康が橋の中ほどで出迎える―という図柄で、縦1.8メートル、横1.2メートルの大きさ。
 この図を24等分して30センチ角の各パートに分け、坂部さんの指導を受けて各自の分担図をカッターで切り抜いていった。このうち1枚は、匠の会と協働参加する韓国伝統工芸匠人会の李炳さんに送り、李さんら5人のメンバーが制作する。
 「会員のみなさんは手作業の仕事をしていらっしゃるから、お上手。さすがです」と坂部さん。この夜は15枚が仕上がり、8枚は“宿題”となった。
 韓国から返送される1枚と合わせ、来月中旬までに匠の会会員の表具師が屏風にする。「きりえ・桜屏風」は3月25日から4月30日までの出展期間中、小パビリオンに展示する。
 例会ではまた、地球市民村のレストランに会員の所属する八丁味噌と太田油脂、岩瀬食品の三社の食材が納入されることなどが報告された。

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