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東海愛知新聞

EM液で水質浄化へ

岡崎竜南中学・篠原先生
“環境に貢献”を評価 18日にSI岡崎が表彰

EM(有用微生物群)による河川の水質浄化活動をしている岡崎市竜南中学校教諭の篠原正樹さん(43)=額田町夏山=が、国際ソロプチミスト岡崎(SI岡崎、星野淳子会長)の「環境貢献賞」を受ける。表彰式は18日、市竜美丘会館で開かれるSI岡崎の例会の席上、行われる。
 SI岡崎は管理職や専門職に就いている女性で組織する奉仕団体。環境貢献賞は大気や土壌、水質、緑化などの分野で環境保全に貢献している個人、グループに贈られる。
 EMは、酵母や乳酸菌などの“善玉菌”のこと。EM液は、80種以上の菌を組み合わせ、菌の餌となる糖蜜みつ、水を加えて作る。
 篠原さんによると、EM液を河川に流すことでこれらの有用微生物を食べる生物が寄ってきて、それをまた餌にする生き物が……という食物連鎖ができる。EMの力を借りて生態系を活性化させ、水環境の改善・保全に寄与するという。
 篠原さんは平成7年から、当時勤務していた岡崎市新香山中で北斗川の浄化に取り組み、活動を聞いた緑丘小でも六斗目川で実施。また市民グループ「早川をよみがえらせる会」の一員としても実践を続けている。
 SI岡崎は昨年、例会で篠原さんの講話を聞いたり、クラブ員がEM液を水周りに流したりして効果 を確認しており、篠原さんの活動を評価した。

「認められうれしい」早川で実験し検証中
 「活動を認めていただいたことが何よりうれしい。時代は変わってきたなぁと感じます」
 篠原さんの担当教科は理科。平成6年にEM(有用微生物群)を知り、関心を持った。それより12年前の昭和57(1982)年、沖縄の琉球大学教授がEM技術のオリジナルを開発。当初は土壌改良材だったが、その後全国にじわじわと広がり、多用途で使われるようになった。
 ここ40年、食物連鎖の環(わ)が破壊される事例は各地にあった。しかし国や県の機関の多くは、EM液の大量 投入がむしろ既存の生態系を壊す、効果は認められない―などと否定的だ。
 生態系が壊れているから復活させようとしているのに、ならば効果 を示そう。今年4月から始めた早川の水質浄化では濁った〈使用前〉と、ほぼ透明になった〈使用後〉を写 真に撮りながら検証中。市民プロジェクトとして参加する愛・地球博で来年夏、その成果 を発表する。
 西三河で活動する仲間も各所でデータを集めている。「以前のようにホタルが飛び交う光景を見たいという思い」を実現しようと無償で続ける活動。時代が変わってきたというより、時代を変えたいとする気持ちがうかがえる。

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